Top500,1位と2位の差はどのように推移してきたか

京がTop5001位になりましたね,富士通並びに理研の皆様おめでとうございます.

「2位じゃダメなんですか」発言が独り歩きしてしまっている感がございますが,まあそれはさて置いて,1位と2位にどれくらいの差があるのかというのを実際のデータから見てみましょう.まず縦軸にGFlops(対数目盛)を取って,1位と2位の1993年からの推移をグラフ化してみました.

Top500の1位と2位の推移

1993年くらいのコブが数値風洞,1997年のコブがASCI Red2002年-2004年くらいの平らな部分が地球シミュレータ,2005年からの平らな部分がBlueGene/Lです.なんだか周期性がある気がしますね.では1位と2位の比に直してみましょう.

1位と2位の比のグラフ

地球シミュレータYABEEEEEEE!アメリカが慌てるわけです.しかしそれを除くと,高さが3倍程度の山が定期的に現れることが見えてきます.

1位・2位比の自己相関係数のグラフ

自己相関係数を取ってみると,だいたい5年周期のようです.

このデータにどこまで意味があるかは疑問ですが,トレンドを作るマシンってのは2位の3倍速く,しかしそれでもたった2.5年で周りが追いつき陳腐化してしまう,それぐらい競争が激しいんだ,とか,あるいは,3倍速いのは歴史的に見れば順当なレベルの努力なので浮かれてるとすぐダメになる,といった説明には使えるのではないかと(※「2位じゃダメなんですか」発言に焦点を当てて,本当に1位と2位しか見てないので間違った解釈かもしれない).

あーこんなことしてないで論文書かないと…

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